江川君博士論文本審査

新年あけましておめでとうございます。
年末年始ゆっくり過ごされた方も多いかと思いますが、大学の研究室の年明けは大体卒業論文で大わらわな印象です。

精密工学専攻は学士・修士は論文の締切がおおよそ1月下旬頃なのですが、それに先駆けて三村研究室の江川君の博士論文本審査がありました。
流石に審査時の会場はピリピリしていて写真を取る間もなかったので、終了後のプチ打ち上げ会の様子をアップロードさせていただきます。

根津駅近くのブラジル料理店にて

江川君(左から二人目)の良い笑顔を見てもらえれば、どの様な結果だったか分かってもらえるのではないでしょうか…!😆
自分も普段から頻繁に議論をしているので、彼の研究内容は良く知っているのですが、それでも本当に綺麗に纏まった論文で感心しました。
卒業まであと少しですが、最後の最後に三村先生がガッツリ指導されるとのことでしたので、最後まで気を抜かずに頑張ってください👍

折角ですので、ちょうど3日前に公開された江川君の論文のリンクを掲載させてもらいます。

Single-shot achromatic imaging for broadband soft x-ray pulses.

…ところでこの博士論文審査なのですが、長時間面接をしていただく副査の先生方にケーキを振る舞う慣例(?)があります。
最近三村先生にそのケーキの調達係を任されているのですが、少しでも審査の印象が良くなればと、毎回頭を絞ってお店を選んでいます。(半分趣味です😅)
今回は、国枝研究室B4の佐藤さんオススメのAvranches Guesnayという、三田線春日駅近くのお洒落な洋菓子屋さんをチョイスしました。
美味しそうなケーキばかりでしたので、博士論文審査前にこっそり撮った写真を幾つか掲載させてもらいます。

ケーキの上の果物は金柑です!

もちろん購入費は三村先生のポケットマネーから出してもらっています。
先生方の印象点を、少しでも上乗せできていたら良いのですが😁

(木村)

国枝・三村研合同研究会 & 2019年忘年会

 国枝研究室と三村研究室は研究テーマをそれぞれに持っていることもあり、個別にミーティングを行うことも多いのですが、月に一度、合同で研究会を開催しています。
 あまり慣れないテーマで研究発表を聞き、ディスカッションをするのはなかなか一苦労なのですが、新しい視点や発想にふれることができ、勉強になることも多いです。発表担当の学生も、普段の内輪向けの資料とは異なり、かなり気合を入れて準備をしているので、苦労をする分、対外講演の良い訓練になっているのではないでしょうか…!😅
 今年最後の合同研究会が昨日12/26にあったのですが、その際の写真を掲載させていただきます。

前回ビームタイムでの実験結果について発表するM2島村君

 スタッフだけでなく、学生間でのディスカッションも頻繁に行われています。時には思わぬ角度からの質問も来たりするので、意図を汲んでしっかり答えられるようになるのも重要ですね…!

 合同研究会の後には、本郷三丁目の中華料理屋で忘年会がありました。自分が普段よく通っているお店なのですが、宴会メニューが食べてみたくて、幹事の大出君にサジェッションという名のゴリ押しをして、忘年会の会場にしてもらいました💦 皆さんどうも有難うございました🙏

2019年忘年会会場にて。 *Love & Peace (M2小川君、島村君)

 それはともかく、皆さんそこそこ盛り上がって楽しい会になっていたのではないでしょうか!大出君は企画・調整諸々どうもお疲れさまでした。自分は不参加でしたが、研究室に戻ってからの二次会もあったようです。



 最後に、2019年の振り返りも兼ねて、これまで撮影した写真でアップロードする機会がなかったものを、幾つか紹介させていただきます。

2019/3/25 久米健大博士卒業。どうもお疲れさまでした!
学生の作品例。跳ぶコマは珍しいですね!
今年も多くの方が国枝・三村研究室の見学に来られました。
中国語圏からのお客様の時には、D1の郭さんが獅子奮迅の働きを見せてくれます。
3,2,1,バンジーーー!!! (D3江川君、2019/7/21 研究室旅行にて)
正門から安田講堂に繋がる銀杏並木。
ビームタイムに関わる長期出張で、紅葉が見られないと嘆いていた学生もいました。
本日工学部14号館前の広場で行われていた餅つき大会。
簡易のかまどを持ち込んでお米から炊く、かなり本格的なものでした。

 
 今年一年、本当にどうもお疲れさまでした。
 2020年も皆様にとって良い年でありますように。

 (木村)

SACLA & SPring-8ビームタイム

 11月下旬から12月中旬にかけて、三村研究室関係のビームタイムが3件立て続けにありました。1件がSACLA(X線自由電子レーザー)でのB4松本君の実験で、2件がSPring-8(第3世代放射光施設)でのD3竹尾さん、M2島村君の実験になります。

 それぞれ別目的での実験なのですが、関係する学生や助っ人なども含めると結構な大人数になってしまい…

高輝度光科学研究センターの湯本博士から説明を受ける学生陣

上の写真のように、研究室メンバーの過半数が実験施設に集合している状況になっていました💦
 各自のテーマもあり忙しい中に協力してくれた学生には、本当に感謝です🙏

 流石に実験結果に関しての詳細は書けませんが、今後に繋がるなかなか面白いデータが取得できていたのではないでしょうか…!

 折角なので、実験時の雰囲気が分かる写真を幾つか掲載させていただきます。

M2島村君ビームタイム (@BL25SU, SPring-8)
B4松本君ビームタイム (@BL2, SACLA)
D3竹尾さんビームタイム (@BL25SU, SPring-8)

以下はネタ枠で…

虚空を見つめる不審者二人
寝落ちてる学生を隠し撮り…!

 実験が終わっても卒論・修論・博士論文となかなか気の休まる暇がありませんが、皆さん体調に気をながら頑張っていきましょう👍
(木村)

SPring-8での軟X線ビームタイム

 少し前になりますが、10月下旬にM2島村くんの研究テーマに関するビームタイムがありました。
 下の写真は、SPring-8で島村くん設計の新装置(通称:SHIMA chamber & SHIMAnipulator)を立ち上げている時の様子です。

 三村研究室で主に使用しているのは、X線の中でも比較的波長の長い軟X線になります。レントゲン写真に使用されるX線とは異なり、空気を含めた物質をほとんど透過しないため、右上に吊るされているような真空チャンバーの中で実験を行う必要があります。目的によっても異なりますが、今回の実験ではおよそ0.000000001 気圧程度です。

 この真空チャンバー内で、三村研が作製した超高精度ミラーを調整して、X線ビームをナノメートルサイズに絞ります。 三村研の良いところの一つは、こうした特殊なX線実験装置や加工装置の立ち上げに、学生が主体となって携われる機会が多い点だと感じます。出来合いのものでない、自分の発想に基づいた装置が機能する時は感慨もひとしおです。
(その分、ビームタイム準備などで大変な時もありますが。。)

もちろん、学生だけじゃなく三村先生も頑張っています! 

(木村)