ワイヤ放電加工におけるワイヤ傾斜角度測定用センサ |
1.研究概要 ワイヤ放電加工はワイヤ電極形状を転写する加工法であるため,ワイヤ姿勢が直接加工精度に影響を与える. したがって,高精度な加工を行うためには常にワイヤ姿勢を所望の形状が得られるように制御されている必要がある. しかし,加工中におけるワイヤ挙動は複雑であり,理想的なワイヤ姿勢と実際のワイヤ姿勢が一致するとは限らない. さらにテーパ加工や上下異形状加工において,ワイヤの剛性によるたわみやワイヤガイドとワイヤとのクリアランスは ワイヤ傾斜角度に誤差を生じせる原因となる.そこで,本研究ではワイヤ放電加工におけるテーパ加工及び上下異形状 加工の高精度化 のためにワイヤ姿勢が指令値と一致するようにワイヤ姿勢の補正制御を行うこと目的とし,ワイヤ傾斜 角度測定用のセンサ の開発を行った. |
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